今日は桃の節句、ひな祭り!
桃の節句は、正式な呼び名を「上巳(じょうし)の節句」と呼び、年間5回ある「五節句」のうちの1つです。
五節句は、奇数が並ぶ日は縁起の良い日とする中国の考え方が、奈良時代に日本に伝えられました。
桃には魔よけや厄除けをしてくれる力があるといわれています。女の子が健やかに成長するようにとの願いを込めて、「ひなまつり」に桃が飾られるようになったのでしょう。
みなさまは、桃の節句をどのようにお祝いをなさっていますか?
考えてみますとここのところ、お雛様をお飾りする時間なく過ごしてしまい、少し反省…
今年は小さなお雛様を一つお飾りして、ちらし寿司を作ってお祝いしたいと思います。
つい先日、デモンストレーションをする機会があったのですが、大きく美しい花をつけた桃の枝が手に入り、嬉しくなりました。
やはり桃の節句を控えた時季には桃を生けたくなるものです。
花桃として生花店で販売されている品種は濃いピンク色が多いのですが、ピンクだけでなく、濃い赤や白い品種の桃もあります。
また、同じ幹からピンクと白の両方が咲く「源平桃(げんぺいもも)」という品種があります。とても華やかで可愛らしい花です。この源平桃がお庭にあるお宅がご近所にあって、毎年美しく華やかに咲き誇り、通るたびに足を止めて見惚れてしまいます。
枝が曲がって咲く「枝垂れ桃(しだれもも)」などの品種もあり、私が1番好きな桃はこの枝垂れ桃なのです。なんとも言えない曲線の枝に沢山の花をつけていて、この枝を使うと、踊るような、弾けるような作品になります。
今年は逃してしまいましたが、また来年にでも枝垂れ桃に出会えたら…ワクワクします!
さて、タイトルにあるように、私は数字で 3 が大好きなのですが、みなさまは好きな数字はありますか?
いつの日からか、3が気になり、今では何でも3!3!3!
何か番号を選ぶときは3がつくもの、車をパーキングに駐車する時も、3や13を選び、33なんてあった時にはもう最高!(笑)
思えば、梶井宮御流の源は京都大原の「三千院門跡」であり、横浜の名庭「三溪園」には幼い頃から父に連れられ家族でしばしばお散歩に。今ではその三溪園のすぐ近くに住まいしています。その住所にも『3』がつくのですよ!
その他、家元を継承襲名したのは33歳、後で気づいたのですが、父も33歳で襲名していたのでした。
この家元のよみものがアップされる日を毎月 3 日にしたのはそれ故です。
今月は正に3月3日のアップで心ときめく朝でございます。
そして、ちょうど新宿高島屋でいけばな協会展が開催されており、本日3月3日、4日と出瓶しています。
みなさま、お近くにお出かけの折には、是非新宿高島屋11階へお運び下さいませ。
春爛漫の会場でお待ち申し上げております。
梶井宮御流
第二十一世家元
一松斎 藤原素朝