家元のよみもの Vol.25 3年目を迎えて
- kajiinomiyagoryusn
- 7月2日
- 読了時間: 2分
夏本番を迎えましたが、どこまでこの暑さが続くのか、とろけてしまいそうな毎日です。
皆様、お元気にお過ごしですか?
『家元のよみもの』を書き始めて丸2年が経ち、今回で3年目を迎えました。
いろいろなことを書いて参りましたが、拙い私の文章をお読みいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
この2年は瞬く間に過ぎてゆきました。
毎回締切日があっという間にやってきます。
文章を書くことを生業としている方々は本当に大変なお仕事だと実感しました。
けれども、書きたいことが溢れるように湧き出して、書くことが楽しくて仕方ない!という感じになるのかなあと想像しています。
私がお花に向き合うとき、お花の望むとおりに自然と手が動いてしまうことがほとんどだからです。
振り返りますと、お花について、季節の行事について、何よりも私の日記のような回が多かったように思います。
これを機に第一回から改めて読み返してみました。
初めの頃は、こんな感じだったのかと驚きます。自分で書いたのに、もうすっかり忘れてしまっているからです。
最近は長い文章の回が多いことにも気づきました。知らないうちに、書くことを楽しむようになっていたのかもしれません。
毎回お読みくださいました皆様に改めて御礼申し上げます。
この真夏にも二つの華展が予定されています。
何を生けようか?私はいつも何から決めているのだろう?器?花材?
生ける時は何を考えているのだろう?
これはよく質問されるのですが、
このようなことを改めて考え、文章にしてみたいと思います。
3年目を迎え心新たにいたしますと共に、これからもその時々に思うことを書いていこう、と思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
お暑い日々ですので、皆様どうぞお身体おいといの上、この夏をお元気にお過ごし下さいませ。
梶井宮御流
第二十一世家元
一松斎 藤原素朝